2014年11月27日

『英語は文法と単語』 ではない。

本当に英語ができるようになるためには、最低でも数年は私生活を英語学習中心に回すぐらいの労力が必要となります。

でも、一般的な日本人が、

「コツさえ分かれば2〜3ヶ月でペラペラになれるはず!!」

と英語習得を舐めてかかってしまう理由は何でしょう。。?

もしかしたら、受験英語なんかの経験を通して、

英語学習 = 文法+単語

と思ってしまっていることが一因かも知れないですね。 後は慣れだと。

もしも 英語の習得が本当に 『文法と単語』 の習得なのであれば、

Forest のような文法書で文法を一通り勉強して、

ターゲット1900 みたいな単語帳で単語を覚えてしまえば、

あとは慣れりゃ喋れるようになるはず


と感じるかも知れません。

ということは、 「英語を話す」 っていうのは、

「文法に沿って、単語を組み立てる感じ」 なんでしょうか?

英語が上手な人っていうのは、

文法を操って単語を組み立てるスピードがすごい速い人なんでしょうか?

違います。

ネイティブが英語を使う時に、毎回 文法に従って文を組み立ててると思いますか?

例えば、"What're you up to?" (何してんの?) なんて、

もうこれ全体で 「一つのかたまり」 です。

What と are と you と up と to じゃないんです。

文の中でまともに発音もされないような要素を 「個別に」 認識しようとしていて聞き取れると思いますか?

絶対無理ですよ。

もっと大きな、前後の要素との 『かたまり』 で認識できないといけません。

「英語の知識」 は 『文法 と 単語』 じゃないんです。

『大量の "お決まりのパターン" のストック』 なんです。


しかも、一般的に 「熟語」 とか 「フレーズ」 とか言われるレベルではないものまで 全部 含みます。部分的にダブってようが、一つ一つ全部です。

例えば、

see っていう単語一つとって考えてみます。

コロケーションとして、

See you later. See you soon. See you around. See you again. See you tomorrow. See you next week. See you in … weeks. See you on… Can you see…? I see. I’ll see. We’ll see. You should’ve seen... I should’ve seen… You must have seen it. Let me see. Have you seen…? Have you ever seen…? I’ve seen it before. I haven’t seen you for.... I haven’t seen… I haven’t seen him. I haven’t seen her. Do you see… ? Did you see…? I’ll see to it that… I saw… I saw it. I saw them. I saw her. I saw him. She saw… She saw that. He saw… He saw it. He saw that… They saw… come to see... I came to see you. Come and see me any time. See below…..

とこういう風に、よく使うパターンがいくらでもありますが。。。

英語ができる人やネイティブは、当たり前のようにこれらのパターンを全部そのまま覚えてます。

だから、文法を考えなくても 『かたまり』 としてパッと出せます。

一々、Have you seen it? って言おうとして、

経験を聞くから、haveだな、 you have... だな。えーっと、んで 動詞が see で、完了形が seen だ。よし、目的語が単数だから代名詞の it. で、疑問文だから have を前に持ってきて、Have... you seen it...?

とか、やってません!

"Have you seen it?" ぐらい、 「一つのかたまり」 です

だから全部言う必要すらないことも多いです。 "you seen it?" でも通じます。それは "Have you seen it?" を既にお決まりの 「かたまり」 として知ってるからです。一々完全な形で部品ごとにはっきり言わなくても分かるんです。

ちなみに、 Have you ~? も 「かたまり」 です。 だから "Hav'ya…?" みたいに発音が適当になったります。既に have と you の2つのバラバラの部品じゃないからです。

また、 "Have you seen ~?" も 「かたまり」 です。 で、 "seen it" も 「かたまり」 ですね。

しかも、もっとあります。いくらでもあります。

多分 see だけで数百〜数千パターンあります。

当然 辞書ですら収録していられないほどの数ですが、英語を習得するためには、こういう 「かたまり」 一つ一つについて、全て自在に使いこなせるレベルでマスターする必要があります。

ある意味、 「辞書を完全マスター」 を超えるレベルの所業 ですよね。

これだけの (多分) 何億という数の 「かたまり」 をマスターするのに何年かかるでしょう?

「英語学習」 をこういう風に捉えれば、英語を習得するためには とてつもない年月がかかる ことが感覚的にも分かるのではないでしょうか。

ということで、

英語学習とは、 「文法と単語を覚えたら、あとは慣れるだけ!」 ではなく、ものすごい数の 『かたまり』 を一つ一つ地道にマスターしていくプロセスなのです。

さてさて、そう考えると、

文法も単語も既にかなり知っているはずなのにスムーズに話せない。。。

というのは、即戦力の 「かたまり」 を持っていないなら当たり前 ですよね。

日本人はシャイだから(略) とかね、激しく関係ないです。

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注記: もちろんこれは捉え方の一つにすぎませんが、英語を 「かたまり」 の集合体と考えると、納得の行くことも沢山あったりします。

例えば、文法的に正しいはずの文を書いても、ネイティブに 「そんな言い方はしない」 と言われたりしますよね。それは、 「文法ルール」 を使って 「勝手なかたまりを造った」 からですね。文法のルールっていうのは、「かたまり」 ありきなんです。だから、自然な英語のかたまりを無視した 「かたまり」 を 「造った」 らアウトです。

自然な英語を書くためには、「既に存在するかたまり」 を学んで、基本的にはそれらを組み合わせることで文を作る必要があります。そのため、文法と単語しか知らない人はまともな英語は書けません。自然な 「かたまり」 のストックを相当数持っていないと無理です。

また、「読むのが遅い」 とかいうのも、英文を 「お決まりのかたまりの連なり」 としてではなく、一々文法に則って、初見のパターンとして単語単位で解読してたりするからですよね。そりゃ遅いです。

posted by 英語好き at 16:21| 英語について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする