2014年04月03日

TIMEを読むために必要な英語力とは?

ここ最近TIMEを読んでいて気付いたことなんですが、こういうネイティブ向けの難しめ(と言われる)の素材を読むために必要な英語力ってどういう力なんだろう、という話です。



私が必要だと感じたのは、、

語彙力!

ではありません。ではないと思うんですよね。

純粋に単語やフレーズが分からないだけなら、辞書さえ引きゃ誰でも読めるはずですからね。実際はそうではありません。

確かに「TIMEは語彙が難しい」っていう言葉をよく聞きますし、私自身も「辞書を何回引いたか」を一つの目安として記事を書いているので、その点大いに誤解を招いてる気がしますが(苦)、私はそうは思いません。

実際問題、語彙力っていうのは「あれば楽だな」ぐらいのものです。

語彙はすごく分かりやすい指標なのでよく取り上げられますが(戦闘力みたいに数字で出ますからね 笑)、でも、私はあんまり『英語力』そのものを示す物差しだとは思っていないんですよ。

『単語帳』のように語彙だけをアンバランスにブーストできる方法がある上に、日本人の間では、特に一般人を中心に『英語の勉強=単語帳』っていうイメージがあるぐらいポピュラーな方法だからです。

ま、単語学習論は一旦置いとくとして、私がTIMEを読んでいて、あ、この能力がフル活用されてるな、と感じるのは、

『文脈を把握する力』 と 『英文の構造を見抜く力』

です。

語彙力と違って数値化しにくいので見落とされがちですが。。

1.英文の構造を見抜く力

文の構造がどうなってるのか正確に見抜けない人にとっては、はっきり意味の取れない文が多いんじゃないかな、という印象。挿入や倒置が当たり前に使われてます。私でも、ちょっと考えて、「ああ、こうなってんのか」と分かるというような文がちらほらあるんです。

はっきり言って、TIMEを読むには、英検1級の読解問題のレベルを一、二段超えるぐらいの構文解析能力が必要。

例えば下の文。先週のクリミア半島ネタの記事です。

Ukraine is simply located too far east, and is too spatially exposed to Russia, for it ever to be in the interests of any government in Moscow – democratic or not – to allow Ukraine’s complete alignment with the West.

こういう文の構造がどうなってるのか見抜けるか。⇒ 答えは前のこの記事を参照下さい

もしかしたら、難関大学が受験が出すような文構造がややこしい英文を解析するのが得意だった人はこういうの得意なのかな。。どうなんでしょう。

2.文脈を把握する力

これもそのままですが、「話の流れを解する力」です。

少なくともパラグラフ単位ぐらいで、このパラグラフの要点はなんなんだ、っていうのがはっきり見えているかどうか。語彙も構文も意味は文脈依存ですから、これがあるからこそ、語彙や構文の意味が明確に分かるようになります。

逆に、文脈を把握した上での「この単語はこういう意味で使われているはずだ」という見立て(予想)がないと、辞書を引いてもどうにもなりません。辞書は、ただ単語の定義をリストしてあるだけのものですから、その中から正しい語義を絞ることができない人にとっては役に立たないんですよね。

例えば、同じく先週号のロス市長の記事(P.36)の、

It is not a dynamic that rewards flying solo.

にある dynamic という単語はどういう意味なのか、何のことなのか、とかですね。これはこのパラグラフ全体としてしっかり読めていないと解釈が難しいと感じました(先週号のTIME持ってない人は分からない話ですいません)。

なので、単語力とかではなくって、

こういう力こそが『英語力(リーディング力)』の核心じゃないかなー と思います。

でも、こういう力って単語帳を使った学習では身につかない力なんですよね。例文つきの単語帳でも伸ばしにくいと思いました。

で、まぁ、at the end of the day(この表現なぜかTIMEではよく使われますよね)、読まないとダメなんだろうなー、と思った次第です。

高校の時のあるあるですが、英語できない生徒がテキストの和訳をさせられると、「えっ!?なんでそんな意味になるの!?」っていう訳を「でっち上げて」来たりします(笑)。そういうのって、やっぱりそもそも英語力に基づく「見立て」がないから、辞書の定義をランダムに拾って、好き勝手に文の意味を「想像している」からでしょう。

TIMEでも同じことが起こるんじゃないか、ということです。

私の場合は、これまでに色んな素材を大量に読むことで、語彙力は自然に上がってきた感じで、イメージとしては、読解力が語彙力を引っ張り上げて来てる感じだと思います。読解力先行型ですね。

この「英文を読む力」があるからこそ、TOEICでもリーディングセクションで2回受けて2回とも全問正解の満点を取ることもできましたし、IELTSもリーディング9.0点(満点)を連発するんでしょう。

ということで、「語彙力」ってのは、木に例えると、あくまでも「葉っぱ」の一枚一枚 であり、

それを生かすだけの「木の根や幹の部分(総合的な読む力)」があってこそ生きる力 なのではないか、というお話でした。

そういう風に考えてみると、そういう意味では語彙セクションがアンバランスに難しい英検1級って、ちょっとズレてる感じがしますね。すごく日本的な英語検定と言えるかもしれません。国内学習者向けの配慮なんですかね。

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posted by 英語好き at 11:26| TIMEを読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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