2014年01月19日

2014年センター英語 解説(完全版)

2014年センター英語(筆記)の無駄に詳しい解説を書いてみました。

東進のサイト(↓)などに問題が掲載されています。
http://www.toshin.com/center/eigo_mondai_0.html

今年のセンター英語を解いてみたけど、「うーん、どうも納得できん」という問題があった人 はぜひチェックしてみて下さい〜。

※最後まで解説終わりました!!ただ、最初の方の発音・アクセント問題等、辞書などで調べればすぐ分かるような問題は割愛させて頂きました。

注意:思いっきり2014年センター英語(筆記)のネタバレ中心ですので、見たくないという方は避けてください。

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第2問

A


問7 「add up the bill」という表現ですね。お勘定を足して加算していくイメージです。

問8 Costかfareかは、それぞれがどういう風に使い分けられるかを大まかに知っている必要がある。Costっていうのは結構広い意味で一般的な「費用」という時に用いられる。Fareは交通費とかの費用に使うかな。今回病院での治療の費用ということなのでfareは不適切。また、Themは単独で関係代名詞の先行詞になることはない。Those whoはよくある形ですね。

問9 「かつてアメリカで2年過ごしたにも関わらず」の「かつて」と言う意味のonceです。で、後半のは、toがある時点でbeenしか入れられません。ToがなければvisitedもOKでしょうけどね。「Pay a visit to 場所」と言う風にvisitが名詞的に使われるフレーズでは、a visit toと言う形になりますが、ここでは動詞ですので、visitの後は直接場所が来るべき。

問10 Make ends meetでイディオムです。後半の接続詞は、「母は生活をトントンにするために頑張っていた」と言う前半と、「母は私に不必要なものを買わせてはくれなかった」という後半がどうつながるかですね。逆接ではないですから、順接のso(だから〜)でしょう。

B 会話の流れが分かるか、表現を知っているか知らないかの問題なので、省略。

C

問1 Not bad, but the doctor advised me to get a regular exercise.
advise 人 to 不定詞の形で「人に〜するよう勧める」ということですね。

問2 I’m not sure but I hope I can talk them into it.
「Talk 人 into 何々」と言う熟語。「説得して、賛成してもらう」

問3 Don’t get caught in the rain without an umbrella.
「傘なしで、雨に降られないようにね」っていうことですね。

第3問

A 問われている単語は知らない前提で文脈から推測する問題です。知らない単語の意味を推測するという趣旨ですから、問題の単語を知らないのがデフォルトです。

問1 会話を読んでみると、Janeが最後にMichelleに会った時、Michelleは思いつめてる感じで、勉強のことで心配してる感じだったと。でも、Maryが昨日Michelleに会ったら、昨日のMichelleは”absolutely exuberant”だったということですね。このexuberantの意味が問題でした。で、それを聞いた、Janeは「え、ほんと?何があったんだろう…?」と意外そうな反応ですね。Maryによると、Michelleは最近数学のテストのことですごく心配してたらしいんですが、でも、そのテストは結局すごく上手くいったらしいとのこと。さらに、最近いいバイトも見つかって、楽しくやってると。

ということで、このexuberantというのは、Janeが最後に観た様子とは反対で、良い感じみたいですね。ということは、@ busy and stressedやCupset and nervousは外せます。Bのhard-working and healthy(懸命に頑張っていて、健康な)はプラスの意味ですし、惜しいんですが、ここでは今一つ関係ないですね。一番しっくりくるのは、やはりAのhappy and energetic(ハッピーで元気いっぱいの)の選択肢です。

問2 Hiromiは南米行きの旅行を楽しみにしていて、必要な予約とかもしていたし、スペイン語の勉強もして、荷物の準備までしていたけれど、二人で一緒に行くはずだった友だちがいきなりキャンセル。で、結局Hiromiは”get cold feet”で、行くことは止めにしたという流れです。で、Jacobが決め手となる、「一人で旅をするのは不安すぎかー、残念だね」という一言。「一人で南米を旅行するというのは、不安すぎて行くのを取りやめにした」ということなので、選択肢 @病気になった Aワクワクした Bコントロールできなくなった C勇気がなくなった の中では、Cが近い言い換え。

B

問1 全体を通して「子供は3〜5歳になると、色々なことに興味を持って大人に質問をし始めます」というセンテンスで始まり、全体を通して、そういう子供の投げかける質問に関する内容の文章なのに、二センテンス目にやたら数値入りで詳しい子供の平均体重についての一文が(笑)。いらんでしょう、そんなとこに子供のボディサイズの情報は(笑)。はい、不要なセンテンスは@ですね。

問2 全体として、ある程度フォーマルな文章ですよね。「国連の調査によると、地球上にいる70億人の人類の半分は田舎に住んでいる」という内容からはじまり、さらに今後人が都市部に移動している傾向がある、と。で、「今後35年以内に都市部に住む人の割合が3分の2にまで増加する見通しである」と続きます。その次にいきなり、「都市のマンションに住むというのは、便利だけど、時々ちょっとさみしいよね」みたいなふざけた一文です(笑)。不要です。正解はB。

問3 これが一番好きでした。「金魚を長生きさせるためには」という内容の文章。一つ目に、大きなタンクを選びましょうとか、エサはすぐに食べる量だけ与えるとか、こまめに掃除をしましょうとかいうお世話のコツが書いてある中で、「A 君の金魚も、じき君の手から直接餌を食べるようになるよ」みたいな謎の文が。ていうか、金魚に直接手から餌やりしたいとか思ったことないです…(笑)。犬とかなら分かりますけど。。対象の動物種すら間違った文なのでは。もちろん文章全体との趣旨とも違います。正解はA。

C 

Jennifer先生の発言を全文まるっと訳すと、「多くの企業がグローバル化する中で、外国語が話せるというのは、どんどん有用なことになってきている。ビジネスシーンで、外国の人たちと商談をしている時に、先方はこちらの言葉を知っているのに、こちらは相手の言葉が分からないというのは、明らかに不利な点である。また、外国語を勉強することによって、生徒は、世界の異なる地域からの人たちの持つ多様な慣習や文化的な価値観を学ぶこともできる。そうすることで、ビジネスでの人間関係が円滑になる」という感じですね。

で、司会役のTed先生がそれを「つまり、君の言っている内容は、○○ということだね」みたいな感じで一言で要約しています。で、その○○はどれだという問題が32番。

32番
@ ビジネスでは英語が最も一般的な言語である
A 仕事で外国語を使うということはマイナス要因である
B 外国語を知っているというのは、実用的かつ仕事のキャリアに関連した利点になり得る
C 仕事の技術を学ぶことは、外国語学習にも役に立つ

@触れていません。Aむしろプラスになるという内容です。B正解。C一般論としては正しいことかもしれませんが、Jenniferが言っているのは「外国語の学習をすれば、仕事に役に立つ」ってことですね。

上のJennifer先生の意見に続いて、David先生が「中国は今経済的にアツい国だし、今学校で取ることのできるフランス語とスペイン語に、中国語も追加するべき」という中国語押しの発言をします。で、そこから、そのDavidさんの発言を受けて、Maria先生の発言。訳すと、「言っていることは分かるけど、中国について本当に理解するためには、中国語を“読む”こともできなきゃダメよね。ということは、少なくとも3000字4000字もの漢字を覚えないといけなくなる。個人的にはこのままフランス語とスペイン語のクラスを続けて提供する方が(生徒にとって)現実的だと思うんだけど。英語に近い言語だから、単語とか色々共通点あるし」となります。で、これをまたTed先生がまとめます。

33番
@ 英語のネイティブスピーカーなら、フランス語やスペイン語を勉強する方が簡単だと感じるかも
A 中国が経済的に急激な成長を見せている中、中国語は一番役に立つ言語だと言えるだろう
B 中国は世界最大の人口を有しているので、中国語を学ぶのは役に立つことだ
C フランス語やスペイン語を知っていると、他のヨーロッパの言語を勉強するのが楽になる。

@ですよね。

続いて、Leslie先生の発言。「うちの生徒にとって、どの外国語が一番やる価値のあるのかは分からない。でも、外国語を勉強することは、生徒が自分たちの言葉や文化を意識できるようになるための助けになる。私たちの多くは、普段深く考えて母語を使ったりしておらず、無意識に自分の文化に照らした考え方をしている。ま、とにかく、一番大切なのは、外国語を学ぶことで、物事を多様な視点から見られるようになるということ」。

色々ごちゃごちゃ言ってますが、「But most importantly(ま、でも、一番大切なのは、)」から続く部分こそが、この人が言いたいことな訳ですね。

で、Ted先生がまとめるんですが、「つまり、外国語学習をする上での“biggest advantage”(最大の利点)は、生徒の○○が向上する、ということだね」みたいにまとめます。生徒のどんな能力が上がるんでしょう、というのが問題です。

34番
@ 異なる視点から物事を考察する能力
A 自分たちの言語や文化について理解したいという意欲
B 他の言語の構造や他文化についての知識
C グローバルなビジネスで成功する機会

@が正解。これがLeslie先生が一番重要なことだと強調したことです。Ted先生がまとめで引用したのも「最大の利点」と言っているので同じ個所のはずです。
Aは、確かにLeslie先生はこの内容のことを言ってます。でも、そこが一番重要な箇所だとは言っていません。
Bは発言中にも出てきてる単語があってややこしいですが、言ってることとは違います。
Cは論外。全く触れてません。

第4問

A

さて、“マグネット州”というのは、磁石のように他の州の人を引き寄せるというタイプの州ですね。他の州から移住して、引っ越ししてくる人が多いということ。

もう一つの“スティッキーな州(粘着性のある州)”の方は、ゴキブリホイホイを想像して下さい。その州で生まれた人が、他の州に移住して行かないということですね。言い換えると、その州で生まれた人がその州に住み続ける傾向が高いということです。

それをふまえて、問題を見てみましょう。

問1 ある州が“マグネット州”であるならば、その州はどういう州ですか?と言う問題ですね。

@ その州で生まれた人が、ほとんどその州に留まらない。
A その州に住んでいる人には、他州生まれの人がほとんどいない。
B その州で生まれた人の多くが、その州に留まる。
C その州に住んでいる人の多くが他州生まれである。

日本語にしてみてもややこしいですが、「マグネット州」というのは、他州からの人を引き寄せる州のことですから、よく読めばCが正解だと分かりますね。

問2 
この問題を解くには、3段落目を読めばいいですね。

「図1と2には、他に3つの極端な例が見られる。一つ目はネバダ州。ネバダは、他州生まれの住人の割合が高く、全米トップのマグネット州である。逆に、ニューヨーク州は、他国からの移民は多いが、マグネット州ランキングでは(ネバダの)真反対側にランクされている。三つ目の例はテキサス州で、スティッキー州ランキングでアラスカ州の正反対にランクされている。(テキサスは)マグネット州としては磁力(他州の人を引き寄せる力)は弱いが、粘着性(その州生まれの人を留まらせる傾向)は全米ナンバーワン!」ということですね。

つまり、

ネバダ ⇒ マグネット州ランキングトップ(A)
ニューヨーク ⇒ マグネット州ランキング最下位(C)
テキサス ⇒ スティッキー州ランキングトップ(B)

これに合致する選択肢は、Aです。

問3 この文章全体の趣旨は何ですか?という質問。

@ アメリカ人の転住パターンを説明すること。
A どうして他州と比べて人気のない州があるのかの理由を説明すること。
B その州で生まれた住人が多い州を、挙げ連ねること。
C Pewリサーチセンターがデータを収集した方法を伝える。

@ ある文章のメインテーマが何かを知るために最も簡単かつ確実な方法です。タイトルを見ましょう。「Magnet and Sticky: A Study on State-to-State Migration in the US(“マグネットな州とスティッキーな州”:合衆国における異なる州間の転住に関する研究」ですね。ということで、この「転住パターンの説明」がこの文章のトピックだと言えます。正解。
A 一段落目で、The study found that some states were both magnet and sticky, while others were neither. 州の内外問わず引きつける州も存在したが、内外問わず、人を引き寄せない州もあった」とちらっとそれら「人気のなかった州」の存在には触れていますが、b全体としては、「マグネット州とスティッキー州(つまり何かしら人気のある州)の説明と具体例」が主な内容となっており、人気のない州についてはほとんど触れられていません。まして、その人気のない理由がメインテーマにはなりえません。
Bスティッキーな州のことでしょうが、それだけではマグネット州も含めた全体の趣旨の説明としては不十分なので、ダメ。
Cどうやってデータを収集したかは文中では触れられていません。「このセンターが転住のパターンを調べるために、各州を調査した」ぐらいしか書いていないですね。

問4 最後のパラグラフの後はどのような内容の話が続きますか?と言う質問

ま、とにかく最後のパラグラフを読みましょう。初っ端に、「さらにこの調査書では、自分の生まれた州を出ていく人たち(movers)がどうして出ていくのか、そして、生まれた州にそのまま留まる人たち(stayers)はどうして留まるのか、を考察します」というトピックセンテンスがあります。つまり、この後に触れられる内容がその二つであるということですね。ですが、実際にこのパラグラフの残りで触れられているのは、「As for movers(自分の生まれた州を出ていく人たちに関しては)というフレーズから始まり、moversがなぜ出ていくのかについてしか触れていません。結局、stayers(自分の生まれた州に留まる人たち)についての言及がないままになっています。ということは、つまりこれ(why stayers stay)が続きに来るはずだと言うことですね。

選択肢を見てみましょう。

@ 自分の故郷の州に留まる理由 ←これ!ですね。
A 他の国からの移住者を多く引き寄せる州
B 他の州へ移住して行く人が求めている職業のタイプ
C マグネット州で子供を育てる際の方法

@ですね。

B

問1 マラソンへの登録申請に関して、正しくないのはどれか、ですね。

@ 8月中に申し込まないといけない。
A 申し込み時点で少なくとも16才以上であること。
B インターネットで申し込まないといけない。
C 一人で2通以上の申し込み書は提出できない。

@ 正しいですね。広告の一番最初APPLICATION(申し込み)の項の最初で、「Period(期間): August 1 – August 31, 2014」とありますね。
A 上の続きに、レース当日に16才以上(16 or older)であれば、だれでも参加申し込み可能です、と書いてありますね。「レース当日に」です。「申し込み時点で」ではありません。これが間違い。
B Online application only. (インターネット申し込みのみ)ですね。正しい記述です。
C One application per person. (申し込み書は一人一通まで)です。上のno more than one applicationの言い換えですね。正しい記述です。


問2 「第26回のマラソンにも参加したことのある、Lakevilleに住んでいる70歳の女性」は参加費としてはいくら払う必要があるか、という問題。

PAYMENT(参加費用)の項目の所にある表を見て下さい。

65歳以上の人は、申請手数料で15ドル、登録費が15ドルかかるみたいですね。ということは合計30ドルです。ただし、その下に二つ注意書きがありますので、それらを見ると、一つ目に「No application fee if you live in Lakeville!(Lakevilleに住んでいる人は申請手数料は無料!)」とあります。はい、なら、15ドルオフで、15ドルになりますね。二つ目は登録費について。Either of the last two Lakeville marathon(Lakevilleで開かれた過去二回のマラソン大会のどちらか)に参加していた人なら、登録費から5ドルオフ!広告を見ると、今年のマラソン大会が第28回大会みたいですね。過去2回ということは、第26回か第27回に参加していれば5ドルオフです。この女性は、第26回の方に参加していた人らしいので、5ドルオフゲット。

ということで、この人はLakevilleに住んでいるため、申請手数料は無料。さらに、過去2回の大会の内、第26回大会に参加していたので、登録費から5ドル割引になります。よって、10ドルが合計費用ですね。正解は@。

問3 このウェブサイトによると、どの選択肢が正しいですか、ですね。

@ 申請手数料と登録費はキャッシュで払える。
A 全ての問い合わせは電話で。
B 自分の申し込みが通ったかどうかは、オンラインで要確認。
C 大会当日にマラソンを終えるための持ち時間は8時間。

@ オンライン申込みのみやと言っていたのに、どうやって現金で支払うんでしょう。
A 問い合わせ方法は、広告の一番下に For inquiries(お問い合わせはこちらに)という記述がありますが、これはどう見てもメールアドレスですね。電話での問い合わせ先は書いてありません。これでもし「電話でしか問い合わせは受け付けない」とか書いてあったとしたら、それは問い合わせ拒否ということですね(笑)。
B SELECTION(抽選)の部分の二つ目の項に、「10月中旬には手紙で参加可能か不可か結果を通知する」と書いてありますので、自分でオンラインで勝手に調べろと言う訳ではないみたいですね。
C RACE DAYの項目をチェック。「マラソンは8時に始まり、16時で終わる」とあり、さらに、「その時間で終われなかった人は、走るのを止めなければなりません」と書いてあります。8時から16時までならトータル8時間なので、これが正解。

第5問
感動のダブルパッセージ。

問1 「SalvadorおじいちゃんはChitoseに何をして欲しかったか」という問題。

@ 物事のありのままの価値を分かってほしかった
A 芸術家らしい服を着てほしかった
B 別の美術の先生を見つけてほしかった
C 見た目が若い人の絵を描いてほしかった

@ですよね。Chitoseが絵描きのSalvadorおじいちゃんにプレゼントとして渡したのは、美化(idealized)されたおじいちゃんの絵だったんです。で、それに対して、おじいちゃんが、「こんなもんわしとちゃう」と言って怒るわけです。おじいちゃんの日記の一段落目真ん中あたりに書いてあることによると、「When she paints a person, too often she paints an idealized image rather than the real person. I had been explaining this point to her for several months, but she just wouldn’t listen.(人を描く時、Chitoseはしばしばその人の本当の姿ではなく、美化した姿を描いてしまう。これについては何か月も前からChitoseに説明してきたのに、彼女は私の言うことを聞こうとしない)」とあります。

ま、一番分かりやすい解答根拠は、Chitoseの手紙の三段落目。「おじいちゃんとの最後のレッスンで私がおじいちゃんに見せた肖像画のことを覚えてるわ。おじいちゃんはその絵が気に入らなくて、私に見たままの姿を描くようにと言った。今なら私にもあの日おじいちゃんが教えてくれたことの意味が分かる。I should paint things as they actually are and then their true beauty will shine.」とあります。これは「物事はあるがままに描くべきで、そうすることで、それらの真実の美しさが輝く」ということですね。きれいに@の言い換えになっています。

問2 Salvadorおじいちゃんとの最後のレッスンで、Chitoseはおじいちゃんの描いた自分の肖像画を受け取らなかったが、それは彼女が○○だと思ったから。さてどうしてでしょう、という問題。

@ 両親なら自分よりもその絵の良さが分かると思ったから
A 両親が自分のファッションを気に入らないだろうと思ったから
B おじいちゃんが自分のことを一人の大人として尊重してくれていないと思ったから
C おじいちゃんはあまり良い絵描きじゃないと思ったから

彼女はどうしてあの日おじいちゃんの描いた絵を受け取らなかったのか、ですから、あの日ケンカ別れしたおじいちゃんの日記を読むよりは、Chitose本人の描いた手紙を読んだ方が直接のヒントがあるでしょう。はい、最初の段落に簡単に見つかりました。「あの日、私たちの最後の絵のレッスンで起きたことについて謝りたかった」という文から始まって、「あの日の最後のレッスンで、私はおじいちゃんの言うことを聞かなかったのは、because I thought that you still saw me as a kid. I looked at how you painted me in the portrait and this confirmed my belief. I was so hurt that I just left without taking your gift. おじいちゃんがまだ私のことを子供だと見なしていると思っていた。そして、おじいちゃんがその肖像画の中で 私を昔のままの姿で描いていたのを見て、その疑念が確信に変わった。だから、私はすごく傷ついて、絵を受け取らずに帰った」とはっきり書いてあります。ここが完全に根拠ですね。正解はB。子供扱いされたと感じたからです。

問3 下の4つの文の中で、本文の内容と一致するものはどれですか?と言う問題。

@ ChitoseはSalvadorおじいちゃんが描いた絵を両親に渡した。
A Chitoseは、この手紙を書く前に、その新しい肖像画を描いていた。
B Salvadorは、Chitoseの肖像画を描くのに2年かかった。
C Salvadorは、Chitoseの見た目が変わった後に彼女の肖像画を描いた。

@ Chitoseは受け取らずに帰ったんですよね。だから、両親に渡したのはChitoseではありません。間違い。Salvadorの日記の二段落目冒頭に、「I gave the portrait of Chitose to her parents thinking they would appreciate it. 私は、彼女の両親ならその絵を喜んでくれるだろうと思い、それを彼女の両親に渡した。」ということですから、Chitoseが受け取らなかった絵は、その後おじいちゃんがこっそり両親に渡してたということ。
A これが正解。Chitoseが手紙(四段落目の最初)に「I’ve painted a portrait of us and am sending you a photo of it.(私たち二人の肖像画を描いたから、その写真を撮って送るね)」とありますね。手紙を書いている時点で、現在完了形で描いたと言っているのですから、この時点で既に絵は描けていたんですね。
B SalvadorがChitoseの肖像画を描くのにどれぐらいかかったかは、書いてないですね。違います。Salvadorの日記の二段落目に一応two yearsという記述はありますが、これは「Chitoseのことは2年間教えていた」という文脈。これは教えていた期間が2年という内容です。ていうか、もし2年もかけてたら、Chitoseの肖像画おじいちゃんの大作じゃないですか(笑)。そら怒りますわ。
C Salvadorの日記(二段落目)に「Chitoseがファッションを変える2カ月ほど前に、私は彼女の肖像画を描いた。」とはかいてあります」と逆のことが書いてあります。違います。

問4 Chitoseの絵が上達した理由として最も可能性の高いものは次の内どれでしょう、と言う問題ですね。

@ その絵の大会に参加したことで、多くを学んだから。
A 周りの人の意見を再び受け入れ始めた(started to be open)から。
B 化粧を止め、イヤリングをするのを止めたから。
C 周りの大人たちの意見を変えさせるよう努めたから。

@ Chitoseの手紙の最後の段落に「絵の大会にその絵を出して、一等賞を取った」との文がありますが、その大会に出した肖像画が既に一等賞取ってるわけですから、そこで多くを学んだから絵が上手くなったというのはちょっと理由にはならなさそうですね。この話の趣旨も「人は戦う中で強くなる」ということではありませんしね。
A これが正解。Chitoseの手紙の二段落目が正解根拠ですね。「Chitoseのお母さんがこっそりフランス行きのChitoseの荷物におじいちゃんの描いたChitoseの肖像画を入れていた。で、それをフランスに到着してから見つけたChitoseは、やっぱりまだちょっと嫌な気持ちで、しばらくはクローゼットに押し込めてあった」と、でも「I rediscovered it by a chance a couple of months ago. Looking at it, I saw a Chitose who was willing to listen to in order to improve her art. I realised that the Chitose I’d become was different. She wanted to prove to everyone that she was an adult and had stopped listening to others. Until then, I’d been really struggling in my art classes, but after I realised my weaknesses, I started listening again and my art much better. You will always be my teacher, Granpa. (二か月くらい前に、偶然おじいちゃんの描いたその肖像画を見つけた。それを見つめていたら、その絵には、自分の絵を上達させるために人の言葉に耳を傾けていた頃の私がいた。そして、今の自分があの頃とは違うChitoseになってしまっていたことに気が付いたの。私は、みんなに自分が一人前の大人だと証明したくて、それで他の人の意見を聞くのを止めてしまっていた。その時まで、私は(フランスで通っている芸術系の学校の)絵のクラスでも本当に苦労していたのだけれど、でも、その短所に気付いてからは周りの人の意見に耳を傾け始めた。そしたら、絵がずっと良くなったのよ)」と。その段落最後の一文「You will always be my teacher, Granpa.」から、最後の段落に入って読んでいくと、もう涙が…(泣)。
B 化粧止めたり、イヤリングするのを止めても、絵は上手くならないでしょう…。貴金属を外すと、霊が見えやすくなるとかぐらいしか効能はないと思います。
C 人の意見を受け入れるどころか、周りのやつらの意見を変えさせ始めました(笑)。変な方向に強くなりましたね。

問5 Chitoseがおじいちゃんに送った二人の肖像画の写真として、本文の説明に合致するものはどれですか、という問題。

文の流れを読んでいくと、「おじいちゃんは『絵描きなら物事のありのままの姿を描け』と言った。あの時の私は反発したけど、今ならあの言葉が分かる。今では、物事のありのままの美しさを描くことの大切さも理解しているし、周りの人の言葉も受け入れて、おかげて絵も上手くなって、賞も取ったわ」というのがこのストーリーの一番重要な内容。

この流れが理解できているかどうか。

そして、Chitoseの手紙の最後の段落に、この肖像画の説明がちゃんと詳細に書かれています。「As you can see, I’ve painted myself like you did, as Chitose the high school student with a lot of potential. I’ve also painted you as I really see you. Your wrinkles are proof of your wisdom. The cane shows your will to overcome your physical challenges. Your bent back shows that you have poured all your strength into what you love the most: your art and me. (絵を見て分かるように、その肖像画で、私は自分の姿をおじいちゃんが私を描いたのと同じように、多くの可能性がある高校生の頃のChitoseとして描いたわ。おじいちゃんのことも、本当に私が見ているそのままの姿で描いた。おじいちゃんの顔にある皺は、賢明さの証。杖は、身体的な不自由さを乗り越える意思を表している。そして、曲がった腰は、おじいちゃんが愛して止まないこと、つまり、絵を描くことと私に、これまで持てる力の全てを尽くしてきたことを表しているわ)」とのこと。よって、この肖像画では、ChitoseもSalvadorもありのままの姿で描かれているのが分かりますね。Chitoseは高校生だったころの姿、Salvadorが最後のレッスンでChitoseに渡した絵と同じように昔の姿のままだということです。

@ これですよね、正解は。二人ともありのままの姿で描かれています。
A これはBと変わりません(笑)。真実の姿そのままを描く大切さを知ったわ、とか言っておいて、髪の毛だけ天パで妥協してる辺り、かなり面白いです。あ、おじいちゃんも杖は持ってますね。これだと若干妥協してる素振りがある分、ある意味Bよりひどい結果になりそうですね。
B これだったら、綺麗なオチですよ(笑)。コメディじゃないですか。Salvadorおじいちゃんも「俺の話1ミクロンも分かってないやないかいい!!」と渾身のツッコミを入れることでしょう。笑ってはいけないの田中の息子からの手紙状態です。読者は感動で泣いてるのに、最後にひっどいボケです。
C これも酷い(笑)。おじいちゃんはありのままの姿で描いておいて、自分の方は髪の毛がストパー後のサラサラストレートになってます(笑)。Aと違って、髪の毛だけはどうしても妥協できなかったパターン。よっぽど天パが嫌だったんでしょう。

第6問

A


問1 パラグラフ(1)によると、ベルの研究所のphonograph(蓄音機)はエジソンのものよりも、何が可能でしたか?という問題。

@ より迅速、かつ安く製造することができた。
A より簡単に(with less difficulty)操作することができた。
B より多くの楽器を演奏することができた。
C より本物のように音を再現することができた。

パラグラフ1の4行目に「A few years later, Bell Laboratories developed a new phonograph that offered better sound quality: voices and instruments sounded clearer and more true-to-life. (数年後、ベルの研究所は(エジソンの作った蓄音機に続く)新たな蓄音機を開発し、これは、(エジソンのものと比べて)より良い音質であった)。声や楽器の音がよりはっきりと、そして、より本物の音のように聞こえるようになったのだ」とありますね。これはつまり、エジソンの蓄音機と比べて、ベル研究所の製品が@より本物のように音を再現することができた、ということ。@が正解です。

問2 パラグラフ(3)では、著者は今日のオーディオ機器はどうだと言っていますか?と言う問題です。

@ 生のコンサートの音質をほぼ再現する(almost recreates)
A 最高級のコンサートホールで、生演奏をするために使われている
B 実際の演奏よりも録音の方がよく聞こえるほどである
C 1950年代の素晴らしい演奏を再現する

このパラグラフでは、著者はHi-Fi(high fidelity: 高い忠実度)という言葉が「音楽機器の品質を表す言葉として使われ、『どれだけ本物に近い音が出せるか』という性能を表するものだ」と言っています。続いて、「Ideally, if we listen to a recorded symphony with our eyes closed, we feel as if we were in a concert hall. Technological advances since the 1950s have resulted in modern recording techniques and playback equipment that allow listeners to come very close to the goals of high fidelity. 理想的には、交響楽団による演奏の“録音”を目を閉じた状態で聴いたとして、まるで、自分がコンサートホールにいるかのように感じられるということです。1950年代以降の技術の進歩により、現代の録音技術と再生機器は、聴いている人に、その“Hi-fi(高忠実度)”という目標に 極めて近い状態を感じさせるようになりました」と書いてあります。ここで、重要なのは、現代の技術によって、“very close” to the goals of high fidelity(Hi-fiに”非常に近い”ところまで来ている)と言う表現。これに最も近い言い換えはalmost recreates(ほぼ本物と同じ音質を再現する)という@。よって、これが正解です。

問3 パラグラフ(4)によると、”audiophile”というのはどういう人のことですか?

@ 音楽の再現性の質を気にする人
A 良いコンサートホールで、交響楽団の一員として演奏する人
B 録音された演奏よりも生のコンサートを好む人
C 最良のオーディオ機器を販売する店で働いている人

四段落目の4行目ですね。「For audiophiles―music fans who see high-fidelity as a priority…」という部分がありますね。これは、「Audiophileの人たち、つまり、High-fidelity(忠実度 ⇒ 音をどれだけ本物に近く再現できているか)が最も重要だと考える人たちにとっては…」という意味です。音質重視の人ってことですね。よって、@が正解です。

ちなみに、Audio-は「音の」と言う意味の接頭語、-phileは接尾語で、「〜好き」って意味です。本文では、「音楽プレーヤーを買う時には、人によって『音質重視派』と『機能性重視派』の2タイプがいるよね」という話に触れており、「その2タイプの内、音質重視派はなんとかかんとか…」という内容の部分です。

問4 パラグラフ(5)によると、下記のどの選択肢が正しいか?という問題です。

@ 生活中に存在する雑音は、しばしば人が音楽に集中することを助ける。
A 持ち運び可能なオーディオ機器は、しばしば騒音を生む。
B Hi-fi機器を設置するのは、大変な労力を要することがある。
C 忙しければ忙しい人であるほど、音楽の良さが分かる。

@ 違います。反対の内容が五段落目の3行目から6行目にかけて書かれてあります。その部分を訳すと、「持ち運び可能なポータブルオーディオ機器は、他の事をしながらでも音楽を楽しむことを可能にした。だが、そういう『ながら聴き』をしている状況では、音楽が背景の雑音に部分的にかき消されてしまうこともあり、リスナーが音楽自体に集中するのを難しくする」ということですね。この選択肢は逆のことを言っています。
A 違います。そんなこと書いてありません。多分@を同じところを適当に読んだ人がいたら引っ掛かるかも、というぐらいで入れられた選択肢でしょう。
B これが正解。解答の根拠は、五段落目の下から3行目から同段落の最後までの「In another case, audiophiles may spend a considerable amount of time and energy testing and adjusting their combination of components to achieve the highest standard of fidelity. (音の再現性を重視する人は、最高の音質を再現するためにオーディオ機器の組み合わせを試したり、調整したりするのに、大変な時間と労力をかけることがある)」の文ですね。このBの選択肢はばっちりこの部分の言い換えになっています。よって、本文と合致しているので、これが正解。
C 本文では逆のことを言っています。@の解説を参照のこと。『ながら聴き』をしていると、音楽に集中できなくなることが多いと言っており、むしろ忙しいと音楽の良さが理解できないというのが本文の内容でしょう。

問5 パラグラフ(6)に書いてある著者の主な主張は何ですか?という問題。

@ Audiophile(音の再現性を重視するタイプの人)は、ポータブル機器で音楽を楽しむ傾向がある。
A 利便性こそが、オーディオ機器の購入時に一番重要な要素である。
B 技術というものは二の次であり、音楽こそが最も重要な要素なのだ。
C ポータブル機器が、Hi-fi機器に取って換わって行くだろう。

@ 逆です。彼らは超音質重視なので、すんごい音質重視のスピーカーやら何やらの機器を家で完璧にセッティングしたりして、本物の音質を追及したがる人たちです。iPodとかで音楽聞きたいような人じゃないです。ていうか、そもそもこんなしょーもないことを私の一番の主張とか言って、最後の段落に持ってこないでしょう。
A それは、利便性重視の人たちの意見ですよね。別に著者の主張ではないです。著者は利便性重視派でも、音質重視派でもなく、音楽そのものを楽しむべき!と主張しているのですね。「利便性重視とか音質重視とか、そういう2タイプの人が多いけど、本当に大事なのは、音楽そのものを楽しむことなんじゃないの?」と問題提起している訳です。
B これが正解。この段落の下4行に「Music is an amazing and powerful art form, and perhaps what is most important is to make time and appreciate what we hear. (中略)
It’s up to us to stop and truly listen. (音楽は素晴らしく、そして力強いアートであり、今の私たちにとって最も重要なことは、私たちの聴く音楽の良さを真に理解するための時間を作ることなのかもしれない)」とありますね。最初の2行に「With so much technology available, actually listening to music can sometimes feel like a secondary issue.」とありますが、これは「色々な最新技術があるせいで、音楽を聴くこと自体は二次的なことのように感じられることもあるかもしれないが、(本当はそれが一番大切なことであるべきなのでは?)」という意味ですね。
C 違います。そんなこと書いてありません。

B

まずは、選択肢の翻訳。

@ 音楽を聴くための利便性における技術的進歩
A 音楽を聴く人たちが重視している点についての(著者の抱いている)懸念
B 全ての注意を音楽に傾けて聴くことの大切さ。
C 店頭で販売されているオーディオ製品の幅広い選択肢

52番 第二段落の主題を選びます。⇒ @

録音再生機器が、どのように持ち運びやすく進化してきたかについてを説明している段落ですね。よって、@が正解です。最初は生演奏だけだったのが、エジソンの蓄音機のおかげで録音できるようになった。そして、カーオーディオが開発されて、車に乗っている時にも音楽が聴けるようになり、さらには、ウォークマンとヘッドフォンで散歩しながら音楽を聴けるようにもなった。最新のポータブル機器に至っては、何百枚ものCDアルバムに匹敵するような曲数を楽に持ち運んで、どこでもイヤフォンで音楽を楽しめる時代になっている、という内容。

53番 第四段落の主題を選びます。⇒ C

最初の文「Walking into an electronics store today, consumers are faced with an amazing variety of audio technology. (現代では、電化製品の店に踏み入れれば、消費者たちは信じられないほど豊富な種類のオーディオ技術を目の当たりにする)」から始まって、もうほんとに色々売っているよ、という内容の段落になっていますね。よって、Cが適切です。

54番 第五段落の主題を選びます。⇒ A

この段落で著者が言っていることをかいつまんで説明すると、「利便性とか音質とかを重視してる感じの人がやたら多い気がするんだけど、そんなこと心配しているのが心配だわ」ってことです。

詳しく言いますと、前の第四段落の「購入するオーディオ機器を買う際に音楽自体がないがしろにされている印象を受ける」という内容に引き続いて、この段落の最初の文に、「オーディオ機器を購入した後ですら、オーディオ技術の進歩が、むしろ音楽そのものから注意を逸らしてしまうことがある」と続いています。具体例として、「ポータブルオーディオ機器の利便性のおかげで、今では他の事をしながらでも音楽を楽しむことが可能になった。だが、そういう(『ながら聴き』をしている)状況では、音楽が背景の雑音に部分的にかき消されてしまうこともあり、リスナーが音楽自体に集中するのを難しくする」と言い、さらに「In another case, audiophiles may spend a considerable amount of time and energy testing and adjusting their combination of components to achieve the highest standard of fidelity. (別の例としては、音の再現性を重視する人たちは、最高の音質を再現するためにオーディオ機器の組み合わせを試したり、調整したりするのに、大変な時間と労力をかけたりする)」とのこと。そういうことばっかり心配してるっていうのは、ちょっと違うんじゃないかと思う、って言う意味の「懸念(concerns)」ですね。

55番 第六段落の主題を選びます。⇒ B

前の問題の解説の繰り返しになりますが、第六段落目の下4行に「Music is an amazing and powerful art form, and perhaps what is most important is to make time and appreciate what we hear. (中略) It’s up to us to stop and truly listen. (音楽は素晴らしく、そして力強いアートであり、今の私たちにとって最も重要なことは、私たちの聴く音楽の良さを真に理解するための時間を作ることなのかもしれない)」とありますね。この段落全体の趣旨は、「音質を気にしすぎてオーディオ機器マニアになったり、機能性を重視して色々なことをしながら聴いたりするのではなく、全神経を音楽に向けられる時間も作ろうよ」というようなことです。

終わったー!

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